文科省が次亜塩素酸水溶液の禁止通達を変更。空間噴霧も可能に。

 

2020年6月17日 19時02分

文科省が次亜塩素酸水溶液の禁止通達を変更。空間噴霧も可能に。

 2020616日、文科省が64日付の通知文を修正しました。次亜塩素酸水溶液について「噴霧をしないで下さい」との文言を削除し、「メーカの取扱説明書や、学校医、学校薬剤師の助言を受けて下さい」という表現に変えて通知しなおしています。

 文部科学省は6月4日付けの事務連絡「学校における消毒の方法等について」で学校で次亜塩素酸水を噴霧するときは「児童生徒等がいる空間で使用しないでください」と通達していましたが、6月16日の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」で有人空間に噴霧することができると使用を認めました。これは経産省・NITEの有効性と安全性に関する中間発表ファクトシートQAが変更されたことに伴う修正で、新しい通達では「メーカーが提供する情報、厚生労働省などの関係省庁が提供する情報、経済産業省のファクトシートなどをよく吟味し、使用について判断するようお願いします。なお児童生徒等の中には健康面において様々な配慮が必要な者がいることから使用に当たっては学校医、学校薬剤師等から専門的な助言を得つつ、必要性や児童生徒等に与える健康面への影響について十分検討してください。」となっています。

 全国の研究者、メーカー、ユーザーなどで結成された次亜塩素酸水溶液普及促進会議では次亜塩素酸水溶液の効能と空間噴霧の安全性についてホームページで発信しております。(6月11日福崎教授の効能と空間噴霧の安全性動画を追加) 

 普及促進会議では今回の文科省通達変更で学校現場で安心して使っていただけるように学校・教育現場向けのページを新設しましたのでこちらもご覧ください。

 これから猛暑の時期がくる中で、教室の窓を開けたままの熱中症のリスクと、窓を閉めてクーラーで冷房をとることによるコロナウイルス感染のリスクが高まることの比較において、次亜塩素酸水溶液の空間噴霧よる教室の完全除菌とクーラーによる室内循環により床面などのウイルスが舞うことによる感染を防ぐために次亜塩素酸水溶液を正しく選び、正しく噴霧する方法など現場での取り扱い方を解説しております。

 なお、次亜塩素酸水溶液普及促進会議は全国200社近いメーカー販売社から各社の持つ製品エビデンスの収集と健康被害の報告例の有無、NITE指摘の表示改善例などを調査しております。まとまりましたらホームページに掲載します。現在のところ各社多くの動物実験による安全性や有効性の試験結果を保有していることがわかり、空間噴霧による事故例は報告されていません。本会議設立趣旨に賛同するメーカー、ユーザ等の200を超える熱いメッセージと誤報に対する怒りの声はホームページに掲載しておりますのでご覧ください。

 詳細につきましては、「次亜塩素酸水溶液普及促進会議ホームページをご参照ください。